PCM-D100のレビュー的な…?
PCM-D100を使い始めて1ヶ月半、そろそろ2ヶ月経とうとしています。はるねやです。
1ヶ月半使ってきて、同業者やフォロワーにひたすら推してきた訳なんですが、「これのどこがいいの?」的な事を言われると、語彙力の無さから、言葉に詰まるのです。今回、自分が正直に思った事を価〇.comのレビュー的な感じで書いていきます。長文になりますがどうかお付き合いください…
【デザイン】The 最上級レコーダーの雰囲気。そこら辺の1万するPCMレコーダーとはかけ離れた存在であるデザイン。
風格が違う。
【操作性】録音レベルの調整がダイヤル式で、直感的。非常に分かりやすい。2つのファンクションキーにそれぞれの機能を割り当て、状況に応じて切り替えが出来るのは素晴らしい。
左右別に調整出来るダイヤル
ファンクションキー(左上の2つ)
【音質】言うまでもない。流石はSONY。重低音から微かな高音までも拾ってくれる。世界が変わる。天変地異だ。
特にこのマイク径の大きさに惹かれた…
【マイク感度】内蔵マイクの感度は基本的に高い。ただ、野外時にウインドマフ無しは絶対おすすめしない。それが原因で風切り音が拾われやすい。
(ちなみにこの時は風は全く吹いてなかったのでウインドマフ無しで収録しました)
【録音時間】内蔵メモリ(32GB)だけで車内放送や走行音等の長時間収録ができる。容量に不安であれば外部メモリも使えるのでかなりの余裕がある。
(自分所有のSDXCカードで最大128GBでも対応していました。先月の香川遠征で17GB使いました。)
【機能性】全て使いこなせてはいないが、数多くある機能の中で「S/N100dB」は非常に魅力的だった。目的の音が小さい、しかし録音レベルを上げると環境音と被ってしまう…そんな狭間の時に使える救世主的な存在。この機能のお陰で小さな音も綺麗に録れた。
【バッテリー】使用している電池や録音モードにも寄るが、良くて20時間、悪くて6時間で交換が必要になる。その点が少し悩みの種。あとモニター画面の電池残量はあまり当てにしない方が良いと思う。満充電の電池が使用後数十分後には半分まで落ちるが、実際は1/4しか使ってない。
ちなみに電池はエネループ×4を使っています。
【拡張性】外部マイクの入力端子が3.5mmミニプラグだけなのが最大の難点。これだけは本当に残念な所で、最上級レコーダーがこれでいいのかと思われてしまう。他社のハイエンド機や、後発のPCM-D10はXLR端子も搭載しているが、どれも筐体は大きく、対応形式はPCM(wav)とMP3のみ。今後の改善に期待するしかない。
(余談ですが、先々代のPCM-D1が売られてた頃は、別売りでXLR端子が繋げられるアダプターが販売されていました。既に生産完了。調達が難しい…)
【対応形式】DSD2.8MHzは普段録音しないが、今後のDSDファイルの実用性を考えると、DSDは必要ではなさそう。PCM最高音質の192kHz24bitでも、スタジオ標準の96kHz24bitでも充分満足している。
【総評】どれも素晴らしいものだと思ってはいたが、やはりXLR端子がないのは大きな欠点。また値段も高額すぎて手が出せないのも欠点。要は他の機種より高額なのに、あっても良い筈のモノが無いのである。それらの点ではTASCAMのDR-100mkⅢが優勢になってしまうのではないかと思う。(DR-100mkⅢは約5万円でXLR端子搭載)
だが、「民生用ハイエンド機」としては最高に良い機種。上級レコーダー購入の候補に入れてもいい。もし購入を検討している人は充分に考え苦しんだ上で自分が「これがイイ!」と思ったものを購入して欲しい。
いかがでしたでしょうか…?
レビューになっているかどうかは分かりませんが、参考になれば幸いです。
それではまた次回〜